SCOOTER

FEATURED



REBBON OLD & NEW
カービング向けといっても実際REBBONとはどんな板なのか!? 
お問い合わせを多くいただく機種ですので
REBBONの初期開発段階から現行モデルまでの流れを簡単にご紹介します。

エッジの”かかり”から板の”たわみ” へ:洗練されたパワーコントロール


きっかけは2008年、SCOOTERの代表的ツインチップであるSCTの開発にあたり、接点の1点で強く雪面をとらえるという考え方からターンでボードを起こした時にもサイドカーブがボードの先端まで続いているかのように有効エッジを延長できるようにして、雪面抵抗の軽減と安定性の向上を狙うというコンセプトでツインチップのフリーラン性能に一石を投じました。

その技術は「コンタクトシフト」と呼ばれ、翌年の2009年、SCOOTERが目指すスピーディーでタイトなフリーカービングを追求し、この技術を応用した初期型REBBONが開発されました。コンタクトシフト技術の安定性を最大限引き出すべく接雪長より有効エッジが12cmも長いというフリースタイルボードでは初の試みが始まりました(接雪長=ボードを平置きした時に実際に雪についている部分、有効エッジ=ノーズ最大幅、テール最大幅の部分を結んだ距離)。高いカービング性と操作性を両立させるためツインシェイプで作ったこともあり、その外形がリボンに見えたことでREBBONというモデル名にもなっています。

当時のフリースタイルで馴染みがないその形に違和感を覚えた人も多かったと思いますが、国内で初めてフリースタイルに接点移動(コンタクトシフト)を導入することになったSCTやREBBONのコンセプトは、その後多くのカービングシーンに影響を与えることになりました。

長年の間、このハンマー形状でのテストと開発を続けてきたノウハウにより、そのアウトラインはさらに改良され、2015モデルよりハンマー形状を若干弱めたラウンドノーズに変更になっています。これは従来のハンマーヘッド形状によるオートマチックな方向付けを若干抑えながら自分のペースで雪面を捉えていくことを優先し、ターンの入りの自由度を高めると同時に、ターン中にノーズを押さえ付けている圧力を速やかに足元に移動させ、そのパワーを足元に集中させるという狙いによるものでした。

ターン中はボードを踏んでいるパワーをボード全体に分散せずに自分の足もとに集めることで、前足と後足にしっかりした足場の土台を構築するという新しい試みです。しっかりした足場を構築することで従来のタイプでは厳しかったアイスバーンや荒れ地でも非常に安定したエッジングが可能になっています。同じ体重で雪面を踏んでいる以上、自分の足元にパワーを集めた方がより強い力でのエッジングが可能になります。常に大きな面積で雪面を押すというイメージではなく、ここいちばんという時には針のように雪面を刺すというイメージです。

2016モデルでは本来のハンマーヘッド的な捉えと、必要に応じてボード全体に分散しているパワーを足元に集めるというメカニズムをボードのたわみを使って効率的にコントロールしています。ボードに強い負荷がかかった状態では、その力はどうしてもボードセンターなど、一ヶ所に集中し易くなります。いわゆる”ボードが外れる”や”ボードが暴れる”の原因にもなります。
この力を効率よく自分の足元に集めているのが 2016-2017 REBBONのアウトラインとフレックスパターンです。3つのサイドカーブからなるこのアウトラインは、「パワーカーブ」と呼ばれSCOOTERの他の多くのモデルでも装備されています。パワーカーブに合致したフレックスパターンを組み上げることで均一で綺麗なボードのたわみが生まれ、強い足場の構築と硬さに依存しない安定性を実現しています。

REBBONに乗ればそのボードのたわみを肌で感じることができるでしょう。ターン中に”これ以上やるとエッジが抜けてしまう”と感じてからが強いSCOOTERのオンリーワンの技術と乗り味です。

フレックスの硬さに頼らない強いエッジングと圧倒的な安定性に溢れる2016-2017 REBBON、いかがでしょうか。